監督・部長・コーチ メッセージ

 明治大学スケート部総監督  

佐々木 創(平成27年卒) 

 「4年生を中心に強い明治を体現」

 まず初めに、今年度も体育会スケート部の活動にご理解・ご支援をいただき、ありがとうございます。2022年度も新型コロナウイルスの影響により、様々な制限が課せられる状況でしたが、学生たちは厳しい環境下でも練習を続け、自分たちが目指す目標に向かって、一生懸命に努力を続け、様々な大会に出場することができました。また、指導者やスタッフは選手たちが努力できる環境を作ってくださったこと、試合でのサポートをしてくださったこと、そして選手たちの成長を見守っていただいたことに心から感謝いたします。

 2022年シーズンの結果については、第95回全日本学生氷上競技選手権(インカレ)において、男子総合優勝、女子総合優勝の成績をおさめることができました。

・アイスホッケー部門優勝

・男子フィギュアスケート部門優勝

・男子スピードスケート部門5位

・女子フィギュアスケート部門優勝

 また、アイスホッケー部門では中條廉(4年)が最優秀選手に選出され、フィギュアスケート部門では佐藤駿(1年)が優勝し、スピードスケート部門では佐藤天海(3年)が16年ぶりに個人種目において優勝することができました。

 全ての部門においてスタッフ・4年生が中心に、強い明治大学を体現してくれました。在学生については、スポーツのみならず学生としても勉学に励み、OB・OG・父母・指導者をはじめ様々な人に感謝の気持ちを忘れずに、成長してくれることを期待しております。卒業生の皆さんは、ここからが改めてスタートになります。明治大学で学んだことを生かし、社会で活躍してくれることを大いに期待しております。

明治大学スケート部スピード部門監督

羽田 光希(平成28年卒) 

人間的にも競技成績でも他校を圧倒する選手を…

 明治大学スケート部スピード部門監督の羽田光希です。日頃より駿台氷愛会、全国各地のOB、父兄の皆様、明治大学、そして応援して下さるすべての関係者の方々に心より感謝申し上げます。

 昨シーズンは全日程を予定通り行うことができました。インカレも多少の制限はありましたが、3年ぶりに有観客で実施できました。OBの皆様の応援が大変ありがたく、選手の力になることを改めて実感致しました。惜しくも目標である3位以内には手が届きませんでしたが、個人種目としては16年ぶりの優勝を成し遂げ、選手1人1人がベストを尽くし、また、チーム一丸となって実力以上の力を発揮することができました。

 シーズンを通して、全日本で表彰台に上がる選手、入賞者、自己ベストを更新する選手を数多く輩出する事ができたのは私にとっても貴重な経験となりました。全日本の参加資格を新たに獲得した選手や維持している選手も大変多くなりました。今までやってきたことが無駄にならないよう今後の練習にも生かして更なる競技力向上を目指していきたいと思います。

 しかしながら、他校の選手も同様にレベルアップしているので、それに負けないようどんな状況でも決して驕らず、謙虚に学び、尊大にならず心にぐっと秘めた闘志を燃やす。人間的にも競技成績でも他校を圧倒する選手を育てていきたいと思っています。伝統の明治の歴史に新たな1ページを刻むべくこれからも全力で頑張って参ります。

 遠征先で諸先輩から頂く温かいお言葉は選手たちにとっても大きな力になります。ぜひ今シーズンも多大なるご支援をよろしくお願い申し上げます。若輩ではございますが今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

明治大学スケート部

部長 小野島 真

大学体育会の価値を学内外に広報する努力を進める

 この度、体育会スケート部長に就任いたしました小野島(政治経済学部教授)です。これまで部長を務めていらっしゃいました牛山先生が昨年体調を崩され、現在回復されておりますが、ご無理していただくのもどうかということもあり、当面の間、私が部長に復帰し、牛山先生には副部長として、引き続きスケート部を支えていただくことになりました。また、これまで副部長として、部を支えてくださっていた柴田先生が、在外研究で日本を離れることになりました。2年後には帰国されますので、その際にはスケート部にも戻っていただけるものと思います。したがいまして、柴田先生が日本にお戻りになるまでの暫定的な体制になるかと思いますが、その間、私がスケート部長に復帰することになりました。体育会スケート部創部100周年を控えた大事な時期でもありますので、皆様方とご相談しながら、しっかりと務めてまいりたいと存じます。

 さて、これまでしばらくの間、大学の役職上の関係もあり、体育会活動から離れておりましたが、その間に感じたのは、このコロナ禍の3年間もあり、体育会活動への学内の関心が、徐々に希薄になりつつあるのではないかということです。スポーツは明治大学の重要な大学アイデンティティでもあり、大変残念な状況であると感じておりますが、コロナ禍の終息が見えてきた今、これまで以上に部自身で自らの価値を高め、その価値を積極的に周知する必要があるのではと感じております。そのためには競技成績はもちろんのこと、社会貢献活動などにも積極的に取り組み、そして、それを学内外に広報する努力をさらに進めなければならないのではと考えております。

 その意味では創部100周年が近づき、そしてコロナ禍を経た今は、チャンスの時であるとも感じております。創部100周年まであと2年となりますが、この期間をコロナ禍からの再出発と位置付け、伝統を大事にしつつ、そして、伝統に甘えないよう活動してまいりたいと存じます。駿台氷愛会の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を何卒よろしくお願いいたします。

明治大学スケート部

前副部長 柴田 有祐

競技成績面で明るい話題、大学も一層明るい雰囲気に

 早いもので、スケート部の副部長となり4年が経ちました。このうち3年間はコロナ対応により、各種制限が課された中での活動でしたが、年明けに開催されたインカレ第95回大会は——まだ多少の制限は残っていたものの——有観客での開催が実現しました。長い時間がかかりましたが、ようやく完全な正常化が見えてきたように思います。

 ご存じの通り、先のインカレでは、明大スピード部門は競技成績面でも明るい話題がありました。記録を伸ばした選手や入賞を果たした選手が何人もいます。そして何より、今年度から主将を務める佐藤天海君が男子5000mで優勝しました。距離別の優勝者が出るのは実に16年ぶりのことだそうです。選手たちの頑張りはもちろん、監督やコーチの熱心なご指導の賜物です。また、日ごろ私たちの活動を支えて下さるOBの皆様のご支援のおかげであり、ここに改めて感謝申し上げます。

 大学の状況に目を転じると、この文章が活字になる頃には、おそらくほとんどの活動制限が撤廃されているものと思います。幸い、運動部の活動については制限付きとはいえかなりの程度認められてきましたし、授業については段階的に対面形式へ移行していたため、部員たちにとって、それほど大きな変化はないかもしれません。しかし、これまで制限されてきたゼミやサークル・同好会の活動などが活発に行われるようになれば、大学により一層明るい雰囲気が戻るはずです。活気ある大学生活を送ることは、運動部の学生たちにも心理面でポジティブな影響を与えるのではないかと思います。

 さて、私事になりますが、2023年度より在外研究の機会を得たため、一時的に副部長の職務を離れることとなりました。4年間かかわってきたスケート部の仕事を置いて日本を発つのは心残りもあり、また責任を放棄しているような後ろめたい気持ちもありますが、不在の間、小野島先生が部長としてスタッフに戻って下さることになり、むしろよりしっかりした体制が実現することとなりました。快く送り出して下さる関係者の皆さまには感謝の言葉しかありません。

 欧州の物価が高騰していることもあり、最近は為替レートの変化ばかりが気になる日々です。帰国後に再びスケート部でお世話になることになると思いますが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします

 明治大学スケート部スピード部門コーチ  

新山 強(平成25年卒) 

選手の努力が無駄にならないよう全力でサポート

 2019年シーズンより明治大学スケート部でコーチを仰せつかっております新山強と申します。普段から活動にご理解とご協力、選手のサポート、応援を頂いておりますOBの皆様、また父兄の皆様におかれましては心より感謝を申し上げます。OBの皆様から受け継いだ伝統を後輩たちにも伝承していくべく、日々精進を積んでいるところでございます。

 最近ではインカレなども有観客で無事に開催され色々な方々に選手の姿を見て頂く機会が増えたのではないかと思います。その応援あってか今シーズンは選手の活躍が飛躍した非常に良い一年になったと思います。

 選手一人一人が今出来ることを真摯に見つけ、行動に移し、スケート選手としても、一人の人間としてもより一層成長している姿を拝見することができました。そんな選手達の努力が無駄にならによう、全力でサポートしていきたいと思います。

 遠征先で諸先輩から頂く温かいお言葉は選手たちにとっても大きな力になります。ぜひ、今シーズンも多大なるご支援、活動へのご協力をお願いするとともに、ご健勝をお祈り申し上げます。

また、今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。