部長・監督・コーチ 挨拶

明治大学スケート部 部長
柴田 有祐

100周年経てスケート部の歴史の長さと伝統の重さを強く実感

 創部100周年を迎え、はじめて臨んだ昨シーズンのインカレでは、男子・女子ともにスピード・ホッケー・フィギュアの3部門総合優勝を果たすことができました。スピード部門の男子では、佐々木翔夢君がミラノ・コルティナ五輪への出場が決まっていたためインカレへの出場が叶わなかったものの、それでも5位に食い込みました。また、女子は1年生1人での参加にもかかわらず、1500 mで入賞、1000 mでもポイントを取り、大学別で7位に入りました。女子部員は今シーズン新たに2名加入し、出場種目が大きく増えるため、さらなる飛躍が期待されます。女子選手の受け入れに関しては、練習環境や住居の面でまだまだ課題があると思いますが、スタッフ一同で協力し、できる限りのサポートをしていく所存です。

 個人的には、スケート部のスタッフに加わって数年が経ち、明大スケート部の歴史や日本のスケート界を取り巻く状況などについて少しずつ知るようになってきました。在外研究で不在にしていたため、100周年記念式典のお手伝いはあまりできませんでしたが、式典に参加してスケート部の歴史の長さと伝統の重さを肌で強く感じました。100年の歴史の中で優れたスケーターが輩出してきたこと、その歴史が多くのOBの皆様によって支えられてきたこと、そしてそれによってまた若い選手が集まってくること—–長い年月をかけて築かれてきたこうした目に見えぬ財産は、資金力やアイデアによって一朝一夕に得られるものではありません。この大きな財産を次世代に引き継いでいくことが、現在部にかかわっているスタッフの一人としての務めだと考えています。

 OBの皆様には、引き続き変わらぬご支援のほど宜しくお願い申し上げます。100年の歴史をさらに四半世紀、半世紀、そして100年とつないでいくことは、OBの皆様のお力添えなしに考えることはできません。また、卒業して間もない若いOBの皆さんにも、ぜひ後輩たちのことを気にかけてもらえればと思います。社会に出て最初のうちはなかなか自分のこと以外に気を回す余裕はないかもしれませんが、共に汗を流した先輩方の応援は大いに励みになるはずです。スタッフ一同、協力して頑張ってまいりますので、皆様、応援のほど宜しくお願いいたします。

明治大学スケート部 総監督
佐々木 創

「個の成長」と「チームの発展」の両立目指す 

 まず初めに、2024年度も明治大学体育会スケート部スピードスケート部門の活動は、多くの皆さまのご協力・ご支援のもと、充実した1年を過ごすことができました。OB・OGの皆さま、そして父母の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 また、1年間にわたり学生と共に練習だけでなく、日常生活の管理に至るまでご尽力いただいた羽田監督をはじめ、部門スタッフの皆さまにも、改めて厚く御礼申し上げます。

 今シーズンは、夏期の陸上・自転車トレーニングを中心に、個々の基礎体力と技術力の向上に取り組んでまいりました。シーズン中には、全日本学生選手権をはじめとする各種大会において選手たちは健闘し、自己ベストの更新や入賞を果たすなど、確かな成長を遂げてくれました。特に上級生を中心としたチームの団結力が高まり、互いに支え合いながら競技力を磨く姿勢は、非常に頼もしく、誇らしい限りです。

 また、トレーニングや遠征の実施にあたっては、父母の皆さまの温かいご理解とご協力、そしてOB・OGの皆さまからのご厚志に支えられ、学生たちは安心して競技に専念することができました。この場をお借りして、改めて深く御礼申し上げます。

 そして2025年度、本学スピードスケート部門は新たな歴史の一歩を踏み出します。スケート部として100周年を迎える節目の年であると同時に、57年ぶりに女子選手が入部し、部の歴史においても大きな転換点となります。多様な価値観を取り入れつつ、より活気ある、魅力あるチームづくりを目指してまいります。男子選手ともども、競技力だけでなく人間力も高められるよう、引き続き環境整備と指導に力を注いでまいります。

 今後も明治大学スピードスケート部門は、「個の成長」と「チームの発展」の両立を目指し、伝統を大切にしながらも常に前を向いて歩んでまいります。皆さまには、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

明治大学スケート部スピード部門 監督
羽田 光希(平成28年)

創部100周年の特別なシーズン 明治の歴史に新たな1ページを…

  明治大学スケート部スピード部門の監督を務めております羽田光希です。日頃より明治大学をはじめ、駿台氷愛会、全国各地のOB・OGの皆様、関係者の皆様、保護者の皆様、そして応援してくださるすべての皆様に心より感謝申し上げます。また、明治大学スケート部創部100周年式典に際しましては、多くの皆様にご臨席を賜り、重ねて御礼申し上げます。

 昨シーズンは創部100周年、さらに57年ぶりとなる女子部の再始動という節目の年となり、例年以上に強い覚悟を持って臨みました。1月に北海道釧路市で開催されたインカレにおいて、男子は昨年の成績を上回り優勝争いに加わること、女子は3部門総合優勝への貢献を目標に掲げ挑みました。

 男子はエース佐々木翔夢(2年)が不在という状況の中でも、選手一人ひとりがベストを尽くし、最後まで諦めることなくチーム一丸となって戦い抜くことができました。個人種目において大きな得点には至りませんでしたが、入賞者や各種目でのポイント獲得者を多く輩出することができました。最終日の団体種目までは他大学との僅差の戦いが続き、パシュートでは攻めのレースを展開し、優勝チームと0秒16差の2位となりました。しかし、リレーでの失格が大きく影響し、最終的には昨年を下回る総合5位という結果で大会を終えることとなりました。この結果を真摯に受け止め、来シーズンに向けて一から鍛え直し、必ず雪辱を果たしたいと考えております。

 女子は1名での出場となりましたが、初日の1500メートルでは1年生ながら7位入賞を果たし、持てる力を十分に発揮してくれました。総合でも7位となり、女子3部門総合優勝に微力ながら貢献することができたと感じております。今シーズンは新たに2名の女子選手が加わり、更なる戦力強化が期待されます。

 また、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックにおいては、本部門より佐々木翔夢が現役学生として24年ぶりに出場いたしました。結果には課題も残りましたが、今後の成長と飛躍につながる貴重な経験になったものと考えております。

 今後も、諸先輩方が築き上げてこられた伝統と功績を大切にしながら、明治の歴史に新たな1ページを刻み、次の100年へとつなげていけるよう全力で取り組んでまいります。

 遠征先などで頂く諸先輩方からの温かいお言葉は、選手たちにとって大きな励みとなっております。今後とも変わらぬご支援、ご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

明治大学スケート部スピード部門 コーチ
山本 大史

 競技力向上に貢献できるよう、指導方法を工夫

 おかげさまでコーチにご選出いただき、3年目を迎えることとなりました。21年卒業の山本大史でございます。日頃より、明治大学をはじめ、父兄の皆様、全国各地のOBを含む関係者の皆様、そして応援してくださるすべての皆様に、心より御礼申し上げます。

 さて、昨年度はオリンピックシーズンとして、選手の皆様には素晴らしい姿を見せていただきました。明治大学からは1名、佐々木翔夢選手がミラノオリンピック代表に選出され、日々を共にする他の部員にとっても大きな刺激となったことと存じます。佐々木翔夢選手には、心より敬意と感謝を申し上げます。

 一方で、本年度は高木美保選手をはじめ、私自身もこれまで経験したことがないほど多くの選手が引退を表明されました。今年度からは、これまで日本を牽引してきたスケーターが不在の中で、世界と戦っていくこととなります。そのため、スケート界にとって非常に厳しい局面を迎えるものと感じております。

 この状況をピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかは選手次第ではございますが、我々スタッフはその挑戦を全力で支えてまいります。最終的に競技に挑むのは選手自身であり、我々はその意思を尊重し、導く立場として尽力してまいります。

 私事ではございますが、昨年度より仕事の都合により東京より大阪へ転勤いたしました。これまでのような直接的なサポートは難しくなりましたが、そのような環境下においても、選手のさらなる競技力向上に貢献できるよう、指導方法を工夫してまいります。また、冬季には可能な限り現地に赴き、支援を行う所存です。本年度も引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。